土地や建物などの不動産を相続した場合は相続登記をする必要があります。とはいえ、今まで特に期限もなく、登記をしなかったからといって罰則もありませんでした。それゆえ、相続登記をせずにそのまま放置しているケースも多いとされています。まだまだ手続きを慌てなくても良いと考えている人もいるかもしれません。
今までは特に期限のなかった相続登記ですが、近い将来義務化されることも決まっています。令和6年の4月1日からとなっているので、まだの人は早めに対策を考えておきたいところです。義務化された場合は、正当な理由がないにもかかわらず、手続きを怠ると罰則の対象になるおそれもあります。いざとなったときに慌てないよう、今から準備を進めておきましょう。
相続登記が義務化されたら、法務局で手続きをすることになりますがその際には様々な書類も必要になります。どんなものが必要になるのかを確認し、どこで入手できるのかも調べておきましょう。多くの書類は市町村役場で入手することができます。それから、遺産分割協議が済んでいない場合はそれを済ませる必要もあります。
遺産分割協議がスムーズに進まない、必要書類がなかなか集まらないという場合は専門家のサポートを受けることもおすすめです。こうした手続きについては、司法書士がサポートしてくれますので、手続きでわからないことや困ったことがある場合は相談してみましょう。専門家に依頼すると報酬も発生しますが、相続登記がスムーズに確実にできるというメリットもあります。